欧州サッカーが優勢な立場であるブックメーカーの情勢

日本でもサッカーが盛んに行われていますが、ヨーロッパと比べると天と地ほどの差が見られます。本場の地ということもあってか、欧州ではサッカーの試合に白熱するほどの勢いがあります。

ブックメーカーがイギリス発祥である理由には、もともとヨーロッパには賭け事を楽しむ風習が根付いているからです。そんなブックメーカーも政府公認として活動が認められ、街のメインストリートの一角で営業しているのを見かけられるほどです。18歳未満禁止といった年齢制限を設けていますが、賭け事にオープンな文化を垣間見ることができます。

ブックメーカーが欧州サッカーを賭けの対象にしているのは、単なる試合の勝敗だけではありません。試合の勝敗一つとってみても、「何対何でどちらが勝つか」「前半で優勢なのはどちらか」といった要素で細分化されています。賭けの対象はこれにとどまらず、「4分以上のロスタイムがあるのか」「ラストゴールは誰が決めるのか」など多岐にわたっているのは、ヨーロッパの文化を知らない日本人なら本当に驚きものです。

日本でもTOTOと呼ばれる、サッカー熱を加速化させたくじが存在します。しかし、TOTOには「勝つか負けるか引き分けるか」のみ対象になっており、しかも一定期間の試合予想を対象に報酬が得られるシステムです。やはり、サッカーの試合は勝敗のみにこだわらず、ブックメーカーを通じて気分に合わせた観戦をするのが一番です。